| フィリピン | 2023年7月4日 |

人権でフィリピンの若者たちの人生を明るくする

ラム・バニラは、努力を惜しまない人です。 フィリピンの恵まれない環境に生まれた彼は、自らの力で道を切り開き、イースタン・ビサヤ州立大学で建築学を学び、卒業しました。
ラム・バニラと彼のボランティアたちは、人権でフィリピンの次世代を力付ける旅をしています。

バニラの家族は、経済的には恵まれていなかったかもしれませんが、愛情に満ちた楽しい家庭を築いていました。 バニラの両親は、幼い頃から彼に親切であること、そして自分がしてほしいように他人に接することを教えました。 彼は、小学校の頃から他の人を助けることを目的とした、さまざまな社会支援活動に継続的に関わってきたのは、育った環境のおかげだと話しています。

ユース・フォー・ヒューマン・ライツ・インターナショナル(YHRI)の教育教材を使って大きな成功を収めている人道主義者の仲間が、バニラにこのプログラムを紹介しました。 彼は、30の普遍的な人権について学んだことによって、自信が著しく向上したことに気付き、人権教育の価値をすぐに認識しました。 それ以来、バニラは、イースタン・ビサヤで人権意識を高めるためのセミナーを開催し、YHRIの活動範囲と影響力を広げてきました。

場合によっては、その結果が人生を変える、そして命を救うことさえあります。 バニラは、自殺願望を抱いていたセミナー参加者の例を挙げます。 人権について学ぶことで、彼女は尊厳と自尊心を取り戻し、自分の人生には価値があり、守るに値するものだと認識するために必要としたツールを手に入れました。

バニラが直面している人権問題は、彼の地域だけのものではありません。 フィリピン全土の人々が、教育、住居、平等、社会保障の権利を獲得し、保持することに奮闘しています。 「私は、フィリピンの仲間たちが自分の権利を知り、権利侵害の被害者にならないようにするために、人権教育に関わる意欲を持ちました」と彼は言います。 「私たちが力を合わせれば、私たちの地域だけでなく、フィリピン全土に助けを広めることができると信じています。」

バニラは、同じ志を持つ他のグループや団体と協力して、毎月、人権意識を高めるためのセミナーを開催しています。 こうした協力関係によって、より多くの人々にリーチし、資源を集めています。 「子どもたちのために協力する」と呼ばれる活動では、人権教育と、アクセスが困難な農村地域の子どもたちに学用品と衛生キットを配布するプロジェクトを組み合わせました。 「彼らの笑顔だけでも、この話を共有する価値があります」とバニラは言います。

そして、資金が多ければ多いほど、より多くの子どもたちを助けられることをバニラはよく理解していますが、資金不足に邪魔をさせようとはしません。 「貧困は成功の障害ではありません」と彼は言います。

彼の究極の目標は? 「フィリピン全土に人権教育を広め、誰も人権を侵害しようとしないようにすることです」と彼は言います。 「フィリピン人として、私は、1人の人生に触れることが多くの人の人生を照らすことになると信じています。なぜなら、全ての人の命が大切だからです。 若者は私たちの国の希望です。 私たちは、若者が自分の権利を認識し、それを守るように助ける必要があります。」